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外壁塗装の色選びの基本的な考え方と失敗しないおすすめの色紹介

外壁塗装の色選びの基本的な考え方と失敗しないおすすめの色紹介

「外壁塗装をするけど何色にするか決まらない」
「後悔しない色を選びたいけど、どんな色にすれば良いの?」

そんな悩みを持っている方はいませんか。この記事では、自宅の外壁塗装する際にどのように色を選べば良いのか基本的な考え方と、外壁塗装で人気の色をランキング形式でご紹介しています。

また、色が与える心理効果、今流行りの色やトレンドなど、外壁塗装の色選びで失敗しないために役立つ情報も解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

外壁塗装の色を選ぶ際の基本的な考え方

年月が経過すると家の外壁は、雨風や紫外線、経年劣化によって色褪せや汚れが目立ってきます。劣化症状が出ると見た目が悪くなってしまうだけでなく、雨漏りが発生したり、構造材が腐食したりして、建物そのものの寿命を縮めてしまう恐れがあります。

 

そのような事態にならないためにも、新築から10年経過した頃に外壁塗装によるメンテナンスを行いましょう。

 

外壁塗装工事をすると決めたら、塗料の種類を決定します。お客様の希望の色があれば、その色で塗装工事を行います。しかし、色の種類もたくさんあるのでどれを選べば良いか悩んでしまう方も多いでしょう。そこで、まずは外壁塗装の色を選ぶ際の基本的な考え方について解説していきます。

外壁の役割と色選びの重要性

まずは外壁の役割と色選びの重要性について見ていきましょう。

外壁の役割①自然環境から建物を守る

外壁の最も大きな役割は、自然環境から建物を守ることです。自然災害の多い日本だと、耐震性や防火性、防水性、防風性を備えた外壁を使った家づくりが求められます。

外壁の役割②室内環境を維持する

2つ目の役割は、室内環境を維持することです。外気を室内に入れないためにも、外壁には遮熱性や遮断性、遮音性が求められます。これらの機能が低い外壁材だと、夏は暑くて冬は寒く、外からの騒音が室内にまで聞こえるなど、生活しにくい家になってしまいます。

外壁の役割③デザイン性を高める

3つ目の役割は、デザイン性を高めることです。

外壁は外観の中でも最も大きな面積を占めています。そのため、外壁の色やデザインによって家の雰囲気はガラッと変わります。どんなテイストの家にしたいかを考え、最適なデザイン・色の外壁を選ぶことが重要です。

色選びの重要性①建物の印象

外壁塗装では、お客様の希望に合わせて色を自由に選べます。元々の外壁の色が気に入っているということであれば、クリアーな塗料を使って塗装することも可能です。しかし、せっかくの機会なので思い切って色を変えてしまうという方もいます。

 

元々の外壁の色からガラッと色を変えることで、建物の印象も大きく変わります。例えば明るい色で塗装すれば開放的で親しみやすい印象になり、落ち着いた色であれば上品で重厚感のある印象を与えることも可能です。どんな雰囲気の家にしたいかを考えて色選びを行いましょう。

色選びの重要性②資産価値の維持

外壁の色は、建物の資産価値にも影響が出ます。奇抜な色を選ぶと、周囲と調和していないため、もし売却を希望したとしてもなかなか買い手が見つからない可能性があります。流行に左右されない普遍的な色や周囲の景観と調和した色なら、買い手も見つかりやすく資産かちを高めることにつながります。

色選びの重要性③心理的な効果

後ほど詳しく説明しますが、色には心理的な効果が期待できます。明るい色なら気分を高め、落ち着いた色なら安心感をもたらします。色を上手く取り入れることで、暮らす人の心も豊かにしてくれるでしょう。

色選びの重要性④メンテナンス性

色には汚れが目立ちやすい色とそうでない色があります。汚れが目立ちやすい色だと、こまめに掃除をしなければならず手間が増えてしまうでしょう。目立ちにくい色を選べば、汚れはするものの、すぐに見た目に影響が出るわけではありません。できるだけメンテナンスを楽にしたいということであれば、汚れが目立ちにくい色を選びましょう。

地域や環境に適した色の選び方

外壁塗装の色を選ぶ際は、周囲の建物との調和も考慮する必要があります。周囲の建物や自然環境に合う色をえらぶことで、景観を損なうことなく美しい町並みを形成することができます。

 

地域によっては「景観ガイドライン」というものが存在します。これは、より調和の取れた景観作りをするために、外壁などの色に設けられた決まりのことです。例えば、歴史的な街並みが残るような京都のような街だと、伝統的な色合いを基調とした色を選ばなければなりません。外壁塗装をする際には、お住まいの地域に景観ガイドラインが存在しないかどうかを事前に確かめておくようにしましょう。

 

また、環境に合った色選びも重要です。例えば、日当たりの強い地域で、真っ黒な塗料で外壁塗装をすると、熱を吸収して夏は室内が暑くなってしまう可能性があります。お住まいの地域の環境を考慮して色選びを行いましょう。

家のスタイルに合わせた色の提案

家がどのようなスタイルなのかによっても似合う色が変わってきます。

 

例えば、純和風住宅なら、ベージュやグレー、茶色などの落ち着いた色を基調としてアクセントカラーに藍色や紅色などの和にぴったりの色を取り入れることで、和風住宅の良さを引き出すことができます。

 

また、プロヴァンス風などの洋風住宅なら、パステルカラーなどの明るい色合いに、グリーンやオレンジなどの爽やかな色を取り入れれば、洋風の雰囲気を強調できます。

 

モダン住宅なら、黒やグレーなどのモノトーンカラーが良いでしょう。鮮やかな赤・青・黄色などの差し色を入れれば都会的な洗練された雰囲気作りも可能です。

長持ちする色選びのポイント

外壁塗装で長持ちする色とは、色褪せにくい色のことです。以下に長持ちする色と、長持ちしない色を表にまとめてみました。

 

【長持ちする色】

特徴
白系 白、アイボリー、ベージュなどの色は、太陽光を吸収しにくいため、色褪せしにくい。元々色味が薄いので、他の色に比べても変化が少なく、色褪せが目立ちにくい傾向にある。

泥や排気ガス、カビ、苔などの黒系・緑系の汚れは目立ちやすいので、定期的に掃除が必要。

太陽光による分解の影響を受けにくく、着色力が高いので変色しにくい。泥や排気ガス、カビ、苔などの汚れも目立ちにくい。

経年劣化によりチョーキング現象(手で触った時に白い粉が付着する現象)が目立ちやすく、艶ありの塗料は退色が目立ちやすい。

青系 光を反射しやすい性質があるので紫外線の影響を受けにくい。

特に淡い青色は、色褪せが目立ちにくく、主張も強すぎないのでおすすめ。

原色に近い色は、少し退色しただけで変化がわかりやすい。

鮮やかな青色は他の色との組み合わせが難しい。

グレー系 色褪せに強く、汚れも目立ちにくい。淡いグレー系は多少色褪せても変化がわかりにくい。

選ばれることが多いことから、個性を出すのが難しい可能性がある。

 

【長持ちしない色】

特徴
紫外線に対する耐性が低い。太陽光を浴び続けるとどんどん退色する。鮮やかな赤は特に退色が目立ちやすい。

赤を使いたい場合は、薄めのピンクを採用したり、差し色として部分的に使ったりすること。

黄色 紫外線の影響を受けやすい。鮮やかなレモンイエローは退色しやすい。クリームイエローなどの淡い色や黄土色なら汚れも目立ちにくい。
紫外線で色褪せしやすい。色が抜けると白っぽくなり、鮮やかな色であるほど退色が目立つ。紫を使いたい場合は淡いパステルカラーを選ぶこと。
鮮やかな緑色は、紫外線を浴びるとだんだん色味が薄くなって退色が目立つ。

淡いグリーンやモスグリーン、ダークグリーンなら長持ちしやすい。

 

それぞれの色の特徴を知っておくと、色選びもしやすくなります。

色相・明度・彩度とは?色選びの基礎知識

色選びの基礎知識として、色相・明度・彩度について知っておきましょう。

色相 色の変化のこと。

光による色の変化、「色味」のことを表している。

カラーチャートを参考にして、バランスの取れた色の組み合わせを検討することが重要。

明度 色の明るさのこと。

同じ色相でも明るさによって色に変化がある。

明るくなればなるほど「高明度」、暗くなればなるほど「低明度」と表現される。

明度を調整することで建物の印象をガラッと変えることができる。

彩度 色の鮮やかさのこと。

彩度が高いほど鮮やかな色で、彩度が低くなるとくすんだ・濁った色になる。

彩度を調整すると、建物の個性を表現しやすい。

 

上記の要素を組み合わせることで、さまざまな色を作り出すことができます。

人気の外壁塗装色ランキング

外壁塗装では色選びに慎重になる方もいるでしょう。しかし、初めての外壁塗装だと、どの色にすれば良いのかわからない方も多いはずです。そこで、ここでは人気の外壁塗装の色ランキングをご紹介します。

ナチュラルカラーの魅力と実例

外壁塗装におけるナチュラルカラーは、ベージュ系やアースカラ系などが当てはまります。ナチュラルカラーは、和風・洋風・モダンなどどんなスタイルの建物にも合わせやすいだけでなく、流行に左右されにくいので長く愛用できる色でもあります。また、周囲の景観にも馴染みやすく、ナチュラルカラーの多くは汚れも目立ちにくいので長持ちさせることも可能です。

 

当店の施工事例をいくつかご紹介します。

上尾市|外壁塗装・塀塗装

https://www.tosou-honpo.com/works/806.html

BEFORE AFTER

こちらのお家は、洋風の建物ですが淡いベージュ系の色を取り入れることにより温かみのある雰囲気を演出しています。オレンジ色の瓦屋根との相性もよく、明るい印象になりました。

鴻巣市|外壁塗装

https://www.tosou-honpo.com/works/753.html

BEFORE AFTER

モダン風の家ですが少しピンクがかった明るいベージュ系の色を採用したことで、以前よりも明るい印象になっています。個性的な色ですが、淡い色なので周囲にも溶け込んでいますね。

モダンな印象を与えるグレー系の活用法

グレー系の色は、モダンな印象になるだけでなく、汚れや経年劣化が目立ちにくいという特徴があります。また、周囲とも調和しやすいので、悪目立ちしてしまうこともありません。モダンでシンプルな外観にしたい方には、グレー系の塗料がおすすめです。

 

外観全体にグレー系を取り入れるのも良いですが、グレーの汚れが目立ちにくい特性を活かして、汚れやすい面だけグレー系で塗装するという方法もおすすめです。

 

例えば、日当たりの悪い北面だと、コケやカビが発生しやすいのでその面にグレーを取り入れるのも良いでしょう。また、家の前の道路が交通量が多いのであれば、その面にグレーを採用するという方法もあります。

伊奈町|外壁塗装・屋根塗装

https://www.tosou-honpo.com/works/616.html

BEFORE AFTER

元々ホワイト系だったお家ですが、グレー色で塗装することにより、洗練された雰囲気に仕上がりました。ホワイト系だと目立ってしまう汚れも、グレーであれば目立ちにくく、美しい状態を長持ちさせられます。

エレガントな印象を引き立てるホワイト系

外壁塗装でホワイト系を選べば、住まいに上品で洗練された印象をもたらすことができます。ホワイトは清潔感や明るさを表す色なので、外壁全体を白で統一すれば爽やかで開放的な印象になります。ただし、黒ずみなどの汚れが目立ちやすいので、光触媒塗料など汚れが雨によって自然に洗い流される性質を持った塗料をえらぶなどの工夫が必要です。

上尾市|外壁塗装・屋根塗装:外壁2色塗装・目地シーリング交換・腐食部修理

https://www.tosou-honpo.com/works/795.html

BEFORE AFTER

ブラウンとホワイトのツートンカラーにすることで、高級感の感じられる外観になっています。上階部分をホワイトにすることで、自然光にあたって爽やかな雰囲気が感じられます。

温かみのあるブラウン系の選び方

ブラウン系の色は、温かみのある外観を演出するだけでなく汚れが目立ちにくいというメリットもあります。一言でブラウンといっても、実は非常にバリエーションが豊富です。ダークブラウンは上品な印象になり高級感・重厚感も感じられます。一方で、ライトブラウンは、柔らかくてナチュラルな印象をもたらしてくれるでしょう。赤茶色を選ぶと、アメリカンスタイルのような少しポップで遊び心のある外観が完成します。上品な印象にしたいのか、柔らかい印象にしたいのか、それとも個性を出したいのかによって選ぶブラウン色は変わってくるので、色見本などを参考に慎重に選びましょう。

上尾市|外壁塗装・屋根塗装

https://www.tosou-honpo.com/works/884.html

BEFORE AFTER

少し濃いめの上品な色合いのブラウンです。艶が控えめなことで、洗練された高級感も感じられるのではないでしょうか。

鴻巣市|外壁塗装・屋根塗装:目地シーリング交換・バルコニー床FRP防水

https://www.tosou-honpo.com/works/775.html

BEFORE AFTER

こちらのお家は、クリヤー塗装なので塗装前と塗装後で外壁の色の変化はほとんどありません。その代わり、ベランダの笠木や手すりなどの付帯部分をブラックに塗装することで、明るいブラウンの色との明度の違いでメリハリが出ています。

鮮やかな印象を与えるブルーやグリーン系

外壁の色をブルーやグリーン系にすると、ヨーロッパの家のような雰囲気になります。鮮やかな印象になり、個性を引き立たせることも可能です。ただ、和風住宅だと、色と建物の雰囲気が合わない恐れもあるため、カラーシミュレーションで色と外観のバランスを考慮しましょう。

 

ブルー系・グリーン系は、他の色よりも目立ちやすいです。そのため、淡いパステルカラーやくすんだ色などを取り入れることで、周囲との建物と調和しながら個性を引き立たせることができます。

 

ブルー系・グリーン系の配色例を見ていきましょう。

 

グリーン×ホワイト グリーンの外壁にホワイトの窓枠や破風を組み合わせることで、アメリカンカントリーな雰囲気を演出できる。
水色×ホワイト 清潔感のある色同士なので、全体的に爽やかな印象になる。
濃いめのグリーン×ブラウン(木目) ナチュラルな印象になりつつ、スタイリッシュで洗練された雰囲気を演出できる。

 

色の心理効果と外壁塗装

ここからは、色が与える心理効果について解説していきます。それぞれの色にもたらされる印象を理解し、自分の家をどのような雰囲気にしたいかを考えてみてくださいね。

色が与える心理的影響とは

外壁塗装の色選びは、家の印象を大きく左右します。色には心理的な効果があり、見る人によってさまざまない影響を与えるだけでなく、住む人の気持ちや環境にも影響を及ぼすのです。

 

例えば、赤やオレンジ、黄色などの暖色系は、活力を与えたり、気持ちを前向きにさせるなどの心理的効果があります。一方で、寒色系だと気持ちを落ち着かせる、清潔感を感じさせる効果が期待できます。外観をどのような雰囲気にしたいかによって色選びをしましょう。

家族が安らぐ色合いの選定法

外壁の色は、住む人の家族の暮らしにも影響していきます。外壁塗装では、家族が安らげるような色合いを選ぶことも重要です。例えば、次のような色を取り入れることで、それぞれの色でさまざまな効果が期待できます。

白・ベージュ系 リラックス効果が期待できる。

視覚的な負担も少ないので、家に帰るたびにリフレッシュできてストレス軽減にもなる。

青・水色系 クールで冷静な印象。ストレスを軽減して集中力を高める効果がある。家を落ち着いてリラックスできる場所にしたい場合におすすめ。
緑系 安心感・平和な気持ちになる。視覚的に疲れにくく、家族がリラックスして過ごせる。
灰色・グレー系 大人な雰囲気、静かな空間を演出する。

リラックスしたいときに最適な色。

赤・オレンジ系 家族の活発な交流を促進します。エネルギッシュな印象がある。
黄色系 家庭内のムードを明るくする。陽気な気分になる。

家をどんな雰囲気にしたいかで、外壁塗装の色を選ぶのもおすすめです。

訪問者に好印象を与える色の提案

家を訪問するお客様に好印象を与える色にしたいなら、暖色系がおすすめです。暖色系の外壁は、家全体に温かみが感じられて家庭的な印象を強調できます。

 

そのため、家族だけでなくお客様も「居心地が良い」と感じられるような親しみやすい雰囲気作りが可能です。また、暖色系の色は周囲の自然や建物と調和しやすいです。ただ、赤のような奇抜な色だと悪目立ちしてしまうため、色見本などを利用してどのような印象になるのかを考えた上で選びましょう。

地域での色彩規制とその影響

先にも述べたように、地域によっては景観ガイドラインが存在します。景観ガイドラインでは、その地域の景観を損なわないために、外壁の色まで細かく指定されていることもあるのです。ガイドラインに従わずに塗装してしまった場合、違反したと見なされて塗装途中でも工事を中止させられたり、施工の変更をしたりといった影響が出ます。悪質な違反の場合、罰金などを求められる恐れもあるため、必ず塗装前にガイドラインの存在を確認しましょう。

四季を通じた色の見え方の違い

外壁の色は、季節によって見え方が変わります。なぜなら、季節によって日差しやmわりの景色、心理的な影響が大きく変わるためです。

 

明るい色が綺麗に映える。

暖色系の色にすることで明るい気持ちになる。

【理由】

日差しが柔らかいため。

新緑が芽吹く時期だから。

色がより鮮やかに見える。

涼しげな外壁が周りの環境と調和する。

【理由】

日差しが強いから。

緑が青々と生い茂るので、爽やかな色と相性が良いから。

爽やかな色なら涼しさを感じやすいから。

温かみのある色が落ち着いて見える。

暖色系の外壁が引き立つ。

安心感が得られる。

【理由】

日差しが穏やかになるから。

紅葉が始まるので、暖色系の色と相性が良いから。

暖色系なら温かさが感じられるから。

暗い色がさらに暗く見える。

どんな色でも合わせやすい。

暖色系なら暖かい気持ちになる。

【理由】

日差しが弱くなるから。

周囲の木々が葉を落とすので、どんな色でも周囲と馴染みやすいから。

暖色系なら寒さを忘れて暖かい気持ちになるから。

 

季節ごとに感じられる印象も考えながら、外壁塗装で使う色を選びましょう。

外壁塗装の流行色とトレンド

外壁塗装には、流行色やトレンドがあります。ここでは、過去に流行った色や今後のトレンド予測などをご紹介します。

過去数年間の流行を振り返る

外壁塗装で使われる人気の色は、定番のホワイト・ベージュ・アイボリー、根強い人気があるグレーやブラウン、個性を出したい方におすすめのブラックやネイビーなどです。

 

ホワイト・ベージュ・アイボリーは、周囲の環境に溶け込みやすく、上品な仕上がりになることから多くの方に長く愛されています。グレーやブラウンは、個性が弱いものの汚れが目立ちにくく、主張しすぎないことからシンプルな外観にしたい方に人気があるようです。ブラックやネイビーは、重厚感や落ち着いた印象にしたい方に人気があります。

 

やはり外観に選ぶ色ということで、周囲に溶け込みやすくてシンプルな色がこれまでの流行色と言えるでしょう。その中で、個性を出したい!という方は、外観の一部分にネイビーのような鮮やかな色を取り入れることで、周りと調和しながらもオリジナリティを出しているのでしょう。

今後のトレンド予測

今度もこれまで数年間で流行した、ホワイト系やグレー系、ブラウン系などが流行ることが予想されます。ただし、ここ数年は「ニュアンスカラー」も注目されつつあります。

 

ニュアンスカラーとは、パッとみたときに何色かと判断できない曖昧な色のことです。パキッと明るい原色とは異なり、彩度が低くて落ち着いた色といえます。

 

いわゆる「くすみカラー」と呼ばれる色の人気が高まっており、ファッションやインテリアで取り入れる方も多いことから、外壁塗装でもくすみカラーを取り入れる方が増えてくるのではないかと予想します。

流行を取り入れた個性的な色選び

最近のトレンドであるニュアンスカラーを外壁塗装に取り入れることで、家全体を新鮮な雰囲気に一新することができます。

 

ニュアンスカラーには、以下のようにさまざまな色があります。

 

赤系 グレイドルフィン

ローズグレイ

オールドグレイ

青系・緑系 クールグレイ

ブルーグレイ

ミストグリーン

茶系 ストーン

グレージュ

サンドベージュ

無彩色系 バーチグレー

ガルグレー

パールグレー

ミネラルグレイ

原色と違い、彩度が抑えられていることで柔らかい印象のある色ばかりです。明るい赤系だと選びにくい色ですが、ニュアンスカラーであれば赤系でも周囲に溶け込みやすい色が多いので、個性を引き立たせたいときにも使えます。

流行と実用性を兼ね備えた色の提案

流行を取り入れながら実用性を兼ね備えた色を選ぶなら、先ほどご紹介した「ニュアンスカラー」を取り入れると良いでしょう。

 

特に最近では、「ニュアンスカラー」の中でも「ミネラルグレイ」や「グレイドルフィン」と呼ばれるグレー系のカラーが人気です。汚れが目立ちにくいグレー系でありながら、パッとみたときに温かみが感じられる色でもあります。

 

以下に、それぞれのカラーの特徴をまとめてみました。

ミネラルグレイ 自然の石のような優しい色合い・温かみがある。

重厚感がありながら、柔和な印象も演出できる。

自然食に近いことから、庭の植栽や土、草花とも調和しやすく、経年劣化などの汚れにも目立ちにくい。

さまざまな色と調和するので、合わせやすい。

グレイドルフィン イルカの皮膚のような明るい赤みのあるライトローズグレー。

上品で洗練された印象を与えられる。

さまざまな色と合わせやすい。

癒し系の色で、温かみが感じられる。

トレンド色を自宅に取り入れるコツ

ニュアンスカラーのようにくすんだ色なら、周囲から浮いてしまうような心配も少ないです。しかし、個性的な色を選ぶのに少し勇気がいる場合は、全体ではなく一部分にアクセントカラーとしてトレンド色を取り入れると良いでしょう。

 

一部ではなく全体に取り入れたい場合は、事前にカラーシミュレーションや色見本を確認し、どのような印象に見えるのかを慎重に選ぶことが重要です。

外壁塗装の色選びで失敗しないために

外壁塗装の色選びでは、打ち合わせの時は気に入った色でも実際に塗装すると「思っていたのと違った」とがっかりしてしまうケースもよくあります。外壁塗装で失敗して残念な気持ちにならないためにも、慎重に選ぶようにしましょう。

避けた方がいい色とその理由

外壁塗装でやめた方が良い色は、原色のような奇抜な色です。真っ赤や真っ黄色などの派手な原色を外壁に塗ると、鮮やかすぎて目がチカチカしてしまう場合があります。

 

これは、色の面積効果が理由です。色は面積の大きさによって見え方が変わります。暗い色は面積が広いとより暗く見え、明るい色は面積が大きくなるとより鮮やかに見えるのです。この効果により、赤や黄色などの原色は小さな色見本で見た時よりもより鮮やかになり、周囲から浮いてしまう恐れがあります。

色選びで見落としがちなポイント

色選びをする際に見落としがちなポイントは、先ほども少し説明した面積効果です。面積の大きさによって色の見え方が異なるため、色選びの際はカラーシミュレーションをしたり、A4サイズ以上の色見本を用意してもらって選ぶようにしましょう。

 

また、色選びでは家の中や塗装業者の打ち合わせ室で行われることが多いです。しかし、その場で色を決定せずに、必ず外へ出て色の見え方を確認することが大切です。色は、蛍光灯や家の照明、自然光などそれぞれの光に当てたときに印象が変わることがあります。塗料は外壁に塗るものなので、実際に太陽の光の下はどのように見えるのかを確かめなければなりません。

知っておきたい色見本の見方

色見本には紙のものや実際の壁材に塗料を塗ったもの、インターネットやパソコン上でシミュレーションができるものなどがあります。

 

色見本の種類 特徴
色見本帳(塗料メーカーが作成しているもの) 厚紙などに実際に使用する塗料の色が塗られており、一度に多くの色をみることができる。各塗料メーカーが塗料ごとに発行している場合が多い。大まかな好みを知りたい場合におすすめ。
色見本帳(日本塗料工業会作成のもの) 日本塗料工業会が発行している色見本帳。塗料メーカーがカタログなどに掲載していない色も載っている。とことん色にこだわりたい方におすすめ。
塗り板 実際に使用する塗料を塗っている色見本。メーカーで作成したり、塗装店で作成する場合がある。色が大まかに決まっていて最終確認したい場合におすすめ。
カラーシミュレーション パソコンを使って家の写真やCGに色を落とし込む方法。自分の家に色を当てはめて完成イメージを見たい場合におすすめ。

 

上記のようにそれぞれの特徴があります。塗料メーカーや日本塗料工業会が作成した色見本帳ではサンプルが小さすぎる場合が多いです。先ほど説明した面積効果の影響により、小さいサンプルでははっきりと色を判断できない可能性があります。ある程度決まったら、塗り板などの大きなサンプルを用意してもらって判断しましょう。また色を見る場合は、蛍光灯の下だけでなく、外に出てどのように見えるのかも確認が必要です。

 

カラーシミュレーションを使って全体的な雰囲気を見るのもおすすめです。ただし、カラーシミュレーションにも注意があります。それは、パソコンのモニターの明るさによって色の見え方が変わることです。あくまでもカラーシミュレーションは参考程度にして、最終的には塗り板を見て決めることをおすすめします。

プロが教える色選びのテクニック

外壁塗装の色選びで失敗しない、テクニックを外壁塗装のプロがご紹介します。

施工事例を参考にする

施工事例を参考にし、選ぶ色のイメージを膨らませましょう。外壁塗装業者のホームページを確認すると、たくさんの施工事例を見ることができます。いくつもの施工事例を見ることで、実際に塗装された雰囲気をイメージすることが可能です。自分が希望するイメージをしっかりと膨らませておくことで、色選びの基準にもなります。

人気色をチェックする

ここでも紹介しましたが、外壁塗装で人気の色はチェックしておきましょう。ここ数年は、ホワイト系などが人気ですが、ニュアンスカラーもチェックすることで、どんな色が自分好みなのかもはっきりしてきます。

 

人気色をチェックする際は、なぜその色が人気なのかやそれぞれの色のメリット・デメリットを確認しておきましょう。また、色が見せる心理的効果も知っておくことをおすすめします。

自然光に当てて色の見え方を確認する

ある程度希望の色が決まってきたら、色見本を使ってより具体的に希望の色を絞っていきます。この時、必ず自然光に当てて色の見え方を確認するのを忘れないようにしましょう。蛍光灯の下と、自然光の下とでは色の見え方も大きく異なります。晴れの日と曇りの日で同じ色でも印象が変わるので、さまざまなシチュエーションで色を確かめましょう。また、外壁は光がよく当たる面と、そうでない面があります。光がよく当たる南面ではどのように見えるのか、暗い北面で印象が変わるのか、西日が当たった時の雰囲気はどうなのかも確認しておくことをおすすめします。

 

日差しが当たりにくい場所で見ると、「想像以上に暗かった」なんてこともあるので、日差しの当たり方をチェックすることは、実は非常に重要なことなのです。

色選びに迷ったら試すサービスと活用方法

色選びに迷うようなら、中塗りの後に一度チェックさせてもらうのも良いでしょう。

 

塗装業者によっては、工事が始まって中塗りの後に一度養生シートを剥がして色の状態を確認させてもらえる場合があります。ただし、チェックさせてもらえるかどうかは事前に業者に確認しておきましょう。

 

中塗り後に一度チェックをする場合、養生シートを再び付け直さなければならずその分の費用を負担しなければなりません。また、中塗り後に色を変更する場合、同じ塗料メーカーの塗料か、中塗りよりも濃い色でなければ変更はできない場合が多いです。

まとめ

外壁塗装の色選びに関して解説しました。外壁塗装では、色選びで失敗して後悔する方も多いです。色見本を見て選んだ時は気に入った色でも、実際に塗られると「イメージと違う」と感じてしまう場合があるからです。

 

外壁塗装は30坪の家で約100万円前後の費用がかかります。決して安い金額ではありません。色選びに失敗してしまうと塗り直すことも難しくなります。色で後悔しないためにも、色見本やサンプル、カラーシミュレーションを駆使して、後悔の少ない色選びを行いましょう。

 

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