外壁塗装
【2024年最新】上尾市の外壁塗装や屋根塗装で使える補助金や助成金を解説!申請の注意点も紹介
外壁塗装や屋根塗装は、家を長持ちさせるためにも重要なメンテナンスです。メンテナンスを受けるためにも、どのくらいの費用がかかるのか知っておきたいところです。また、利用できる補助金があるのであれば活用したいですよね。
そこで、この記事では外壁塗装や屋根塗装でかかる工事費用相場、外壁塗装・屋根塗装で使える補助金、補助金を使う際の注意点などについてご紹介します。補助金を使う流れや、補助金活用以外で工事を抑える方法についても紹介しますので、これから外壁塗装・屋根塗装を予定している方はぜひ参考にしてみてください。
屋根塗装や外壁塗装の工事費用相場
まずは屋根塗装・外壁塗装の工事費用相場をご紹介します。
坪数別に屋根塗装工事の費用相場と外壁塗装工事の費用相場、屋根塗装・外壁塗装をまとめて工事をした場合の費用相場について解説していきます。また、外壁・屋根塗装工事で費用が変わるポイントにはどのような点があるのかについても一緒に見ていきましょう。
坪数別の屋根塗装の工事費用相場
屋根塗装をした場合の費用相場は坪数別に以下の金額になります。
坪数 | 費用相場 |
20坪 | 32万円〜41万円 |
30坪 | 43万円〜61万円 |
40坪 | 57万円〜81万円 |
50坪 | 64万円〜94万円 |
屋根塗装工事は、屋根の面積によって金額が変わってきます。後ほど外壁塗装と合わせて費用が変わるポイントについて詳しく解説していきますので、ご覧ください。
坪数別の外壁塗装の工事費用相場
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は以下の通りです。
坪数 | 費用相場 |
20坪 | 40万円〜70万円 |
30坪 | 60万円〜100万円 |
40坪 | 80万円〜130万円 |
50坪 | 100万円〜160万円 |
あくまでも目安ですが、大体上記の金額は費用相場となります。外壁塗装工事は、外壁の面積によって変わるため、建物の形状が複雑だったり、窓が少なく外壁面が多い建物だとこの費用相場よりも高くなる可能性があります。
外壁塗装・屋根塗装を同時に行う場合の費用相場
外壁塗装・屋根塗装を同時に行った場合の費用相場は以下のようになります。
坪数 | 費用相場 |
20坪 | 70万円〜 |
30坪 | 80万円〜 |
40坪 | 95万円〜 |
50坪 | 115万円〜 |
坪数や屋根の大きさ・形状によって金額が変動することもありますが、外壁塗装の費用に屋根の塗装代30〜40万円程度プラスされたくらいの金額になると考えておきましょう。
外壁・屋根塗装工事で価格が変わるポイント
外壁塗装・屋根塗装は、様々な要因で価格が変わってきます。どこで金額が変わってくるのかを把握しておくことで、業者から提出された金額が適正なのかどうかの判断もしやすくなります。
外壁・屋根塗装工事で価格が変わるポイントについて、以下の点を見ていきましょう。
- 外壁の面積
- 屋根の面積・勾配
- 塗料の種類
- 建物の高さと形状
- 使用している屋根材の種類
- 下地処理の必要性
- 屋根の劣化状況
- 季節と気候
- 業者の選定
それぞれの内容について解説していきます。
外壁の面積
外壁の塗装面積が大きければ大きいほど、施工面積が大きくなります。使用する塗料の量や職人の作業時間も増加し、それに比例して費用も高額になります。
外壁塗装の費用を正確に見積もるためには、まず塗装する面積を正確に把握する必要があります。面積の算出方法は大きく分けて2つあります。
- 実測による方法
- 図面からの算出方法
実測とは、メジャーやレーザー距離計を用いて、実際に建物を測り、外壁、窓、ドアなどの寸法を一つ一つ計測する方法です。特にレーザー距離計は、より正確な数値を短時間で得られるため、近年では主流になりつつあります。
図面から算出するとは、建築時に作成された図面(平面図、立面図など)をもとに、CADソフトなどの専門的なソフトを用いて計算する方法です。図面があれば、より詳細な数値を得ることができます。
どちらの方法で算出する場合も、専門の業者に依頼することで、より正確な面積を算出し、適切な見積もりを作成してもらうことができます。
外壁塗装の面積を正確に測ることで、適正な費用で工事を依頼することができます。ご自身で測る場合は、メジャーやレーザー距離計を使用し、図面がある場合はCADソフトを用いて計算する方法があります。より確実な数値を得たい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
屋根の面積・勾配
屋根塗装の費用は、屋根の形状や傾斜によって異なります。屋根が複雑な形や急勾配の場合、作業に手間がかかるため、塗料の量や足場の設置費用などが増え、結果的に費用が高くなることがあります。
また、屋根の面積が広いほど、使用する塗料の量も増え、費用に影響します。そのため、屋根塗装の費用は、一軒一軒で大きく異なるのが一般的です。
塗料の種類
外壁・屋根の塗装で使う塗料にはいくつか種類があります。種類によって耐用年数・金額が異なります。基本的には、耐用年数が長いものほど、金額が高くなる傾向です。
ここでは、主な塗料9種類を表にまとめてみました。
塗料 | 耐用年数 | 施工価格(円/㎡) | おすすめの人 |
アクリル | 3〜8年 | 1,000〜1,800 | 施工費をやすく抑えたい人 |
ウレタン | 5〜10年 | 1,700〜2,500 | できるだけ施工費をやすく抑えたい人
劣化部分だけを補修したい人 |
シリコン | 7〜15年 | 2,300〜3,500 | コスパの優れた塗料を使いたい人
長年使われている塗料にしたい人 結露対策も行いたい人 |
フッ素 | 12〜20年 | 3,500〜4,800 | 高級な塗料を使いたい人
塗装の頻度を減らしたい人 家を長持ちさせたい人 |
ラジカル | 8〜16年 | 2,200〜4,000 | コスパの良い高性能な塗料を使いたい人
最新技術で塗料を使いたい人 |
セラミック(断熱・遮熱) | 10〜25年 | 2,300〜4,500(天然石調にする場合、5,000〜14,000円/㎡) | 光熱費を削減したい人
夏場の外から熱気を軽減したい人 意匠性の高い外観にしたい人 |
光触媒 | 10〜20年 | 3,500〜5,500 | 日当たりが良い家に住んでいる人
外壁のお手入れ負担を軽減させたい人 |
無機 | 10〜25年 | 3,500〜5,500 | 耐久性が高い塗料にしたい人
防火性の高い外壁にしたい人 |
ナノテク | 10〜15年 | 2,300〜4,500 | 外壁のカビや藻を防ぎたい人
燃えにくく環境に優しい塗料を使いたい人 |
耐用年数が短い塗料ほど、価格は安いですが塗装工事を行って数年でメンテナンスをしなければなりません。一方で耐用年数の長い塗料だと、価格は高いものの一度塗装すれば10年20年程度はメンテナンスは不要です。
費用対効果、長期的なコストパフォーマンスを考えると耐用年数の長い塗料の方が良いです。しかし、外壁塗装・屋根塗装をするタイミングでどのくらいの費用をかけられるかによっては耐用年数の長い塗料を選ぶのを躊躇ってしまうでしょう。
業者に塗料別で見積もりを出してもらい、予算と照らし合わせながらどの塗料を選ぶか検討してみることをおすすめします。
建物の高さと形状
屋根塗装の費用は、建物の形状や高さによっても大きく左右されます。高層階や複雑な形状の建物は、足場を組むのが難しく、作業時間も長引きます。そのため、費用が高くなる傾向にあります。例えば、3階建ての建物は、2階建てや平屋と比べて足場を組む面積が広く、作業効率が落ちるため、費用が高くなるケースが一般的です。
使用している屋根材の種類
屋根塗装の場合、使用している屋根材の種類でも費用が変わる可能性があります。
屋根材の種類を表にまとめてみました。
屋根材 | 耐用年数 | 特徴 |
化粧スレート | 20〜25年 | 定期的な塗装が必要(10年に1度が目安) |
天然スレート | 20年以上 | 塗装は不要、自然災害によって破損さいた箇所の修復が必要 |
ガルバリウム鋼板 | 30年程度 | 定期的な塗装が必要(10〜15年に1度が目安) |
トタン | 10〜20年 | 定期的な塗装が必要(5〜10年に1度が目安) |
銅板 | 60年以上 | 長期間メンテナンス不要 |
粘土瓦 | 50年以上 | メンテナンスはほぼ不要 |
セメント・コンクリート瓦 | 30年程度 | 定期的な塗装が必要(10年に1度が目安) |
アスファルトシングル | 20〜30年 | 剥がれた箇所の修復・塗装が必要 |
上記のように屋根材の種類によって塗装が必要かどうかも異なってきます。ご自宅で使われている屋根材の種類を確認してみましょう。
下地処理の必要性
外壁の状態によっては、塗装前に下地処理をしなければならない場合もあります。
例えば、外壁にひび割れがあったり、既存の塗膜が剥がれていたりしている場合、補修が必要です。また、カビや藻が発生している場合、高圧洗浄などで外壁の表面を洗い流さなければなりません。これらの処理が必要な場合、塗装工事費用に追加で費用が発生します。
屋根の劣化状況
屋根の劣化が深刻な場合、塗装前に補修作業が必要です。そのため、費用が大幅に高くなる可能性があります。
例えば、長年の風雨による屋根材のひび割れや剥がれ、雨漏りなど、単なる塗装では対応できないような状態になっている場合、これらの問題を事前に解決するための補修作業が必要です。
このような補修作業には、損傷の程度に応じて、様々な種類があり、それぞれに材料費や工数が異なります。また、劣化した部分の補強や、新しい材料への交換が必要となるケースもあり、費用が増える可能性があります。
さらに、劣化が進行している屋根は、通常の塗料では十分な効果が期待できないため、より高耐久性で耐候性に優れた高品質な塗料を使用する必要があることが多く、これも費用を高てしまう原因の1つとなるでしょう。
季節と気候
施工時期によっても費用が変わります。一般的に、春・秋は繁忙期なので費用が高くなる傾向です。対して夏や冬、雨季は閑散期なので値引き交渉をすることで割引が適用される可能性もあります。
ただ、閑散期は塗料が乾きにくかったり、雨によって作業が中断されたりすることで通常よりも工期が長くなる場合も多いです。工期が延長になることで支払いが増えるということはないでしょうが、通常よりも長い期間自宅に足場が組まれた状態になり、職人の出入りがあるため、落ち着かない可能性もあります。
業者の選定
外壁・屋根の塗装工事にかかる費用は、業者によっても差があります。これは、外壁や屋根塗装面積をどのように算出しているかが業者によって異なるためです。そのため、外壁・屋根の塗装工事を行う場合は複数の業者から見積もりをとって比較検討することが重要です。
複数業者で比較検討することで、より安い見積もりを出す業者に依頼することができます。
ただ、極端に安い業者の場合、後から追加費用を請求されたり、手抜き工事をされたりする可能性も否定できません。信頼できる業者を選ぶためにも複数の業者で金額を比較し、先ほど解説した費用相場と金額に大きな差がないかどうかを確かめるようにしましょう。
屋根と外壁を一緒に塗装する方がお得
屋根と外壁は一緒に塗装するのがおすすめです。その理由は足場代を1回分節約できるからです。屋根・外壁塗装をそれぞれ別々に工事をした場合、それぞれの工事で足場代を支払わなければなりません。
そこで、足場の費用相場をここでご紹介します。
足場の費用相場
足場費用は600〜800円/㎡が費用相場です。ちなみに飛散防止ネットの場合、100〜200円/㎡が目安となります。例えば、2階建ての戸建て住宅の場合の足場費用は平均して15万円〜20万円ほどが費用相場となります。
足場費用を簡易計算で算出する方法
足場費用は自分で大まかな金額を算出することができます。まずは、足場を掛ける面積である「足場架面積」を算出しますが、その計算方法は以下になります。
足場架面積=(家の外周+8m)×高さ |
足場は外壁から少し離して設置するため、足場架面積は実際の塗装面積よりも少し大きくなります。そこで家の外周に8mをプラスすることで、外壁から足場までの部分を算出します。
次に算出した足場架面積を基に足場費用を算出しましょう。以下の計算によって足場費用の算出が可能です。
足場費用=足場架面積×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡) |
上記で大体の費用相場を算出できます。ただし、上記はあくまでの簡易的な計算方法です。詳細な金額に関しては業者の出す見積書を参考にしてください。
「足場代無料」には要注意
業者の中には、「足場代無料」を謳ってくる業者もいますが、このような業者には要注意です。足場を組むためには、足場の組み立て等作業主任者(国家資格)を配置しなければなりません。そのため、塗装業者は専門の足場業者に組み立てを依頼することが多いです。
また、足場の費用には足場の材料を運ぶ運搬費や足場を組む施工費、解体費なども含まれています。それだけの工程は人件費がかかるのに作業を簡単に無料で提供することはできません。
そのため、「足場代無料」と言ってくる業者は、足場代を無料にする代わりにその他の資材や人件費を高く見積もっている可能性があります。
屋根や外壁塗装で使える補助金一覧
屋根や外壁塗装には100万円以上の費用がかかってきます。工事の内容によってはそれ以上の金額がかかってくるため、決して安い金額ではありません。少しでも費用を抑える方法があれば、それを実践したいですよね。そこで、屋根や外壁塗装で使える補助金をご紹介します。
国の補助金
まずは国で使える補助金を2つご紹介します。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 子育てエコホーム支援事業
それぞれの補助金について見ていきましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、既存住宅の性能を高めるためのリフォームに使えるための補助金です。例えば、家の劣化対策や耐震性、省エネ対策などの工事をした場合に補助金がもらえます。もらえる補助金額は最大で250万円です。
具体的なリフォーム工事内容には以下のようなものがあります。
- 壁や天井裏(屋根)、床下(基礎)断熱材を入れる
- 窓を断熱窓に変える
- 壁に構造用合板や筋交い・金物を入れるなどの耐震改修
- 風呂をユニットバスに変更する など
上記のリフォーム工事を行う時に、外壁塗装・屋根塗装工事も一緒に行うことで、その費用も補助金がもらえます。ただし、専門家による住宅診断で、塗り替えが必要と判断された場合に限ります。
そのため、外壁塗装・屋根塗装だけを行う場合、長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金はもらえません。耐震改修工事や断熱改修工事などの性能向上工事と合わせて実施する場合は補助金の対象になる可能性があります。
つまり、耐震性や省エネ性などを良くするリフォームと一緒でなければ対象にはならないということです。
子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業は、エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修工事に対して補助金がもらえる制度のことです。
屋根・外壁の断熱塗装工事では、この補助金を使うことはできませんが、外壁や屋根の断熱工事をする場合には、子育てエコホーム支援事業を利用できる可能性があり、以下の金額が補助金として受け取れます。
- 子育て世帯か若者夫婦世帯 上限30万円(長期優良住宅化リフォームの場合、上限40万円)
- その他の世帯 上限20万円(長期優良住宅化リフォームの場合、上限30万円)
子育て世帯や若者夫婦世帯が既存住宅を購入する場合、上限60万円まで支給を受けられるので、この補助金を塗装工事の費用として充てることも可能です。
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埼玉県で使える補助金
埼玉県で使える補助金は現在ありません。さいたま市や川越市、熊谷市などの一部市町村では、外壁塗装で助成金を受け取ることができる地域もあります。お住まいの市町村に外壁塗装・屋根塗装で利用できる補助金があるか調べてみましょう。
上尾市で使える補助金
2024年11月時点で屋根塗装・外壁塗装で使える上尾市の補助金制度はありませんが、少し前に受付終了した「令和6年度上尾市住宅断熱改修奨励金」についてご紹介します。
【受付終了】令和6年度上尾市住宅断熱改修奨励金
令和6年度上尾市住宅断熱改修奨励金とは、地球温暖化対策を推進するため、家庭から温室効果ガス排出削減の高い住宅の断熱性能を高めるため、国が実施している「子育てエコホーム支援事業(断熱リフォーム)」もしくは「先進的窓リノベ2024事業」の補助金を利用した市民に対して交付する奨励金です。
こちらの奨励金は、上尾市に住所があり、居住している方が対象になります。そして、子育てエコホーム支援事業を利用して外壁の断熱塗装を行った場合であれば、奨励金を受け取れる可能性があります。奨励金の額は上限10万円です。
ただし、この制度は令和6年10月28日をもって予算額に達したことで受付終了になっています。
令和7年度に子育てエコホーム支援事業のような国による補助金制度が出るかどうかは現時点では分かりません。しかし、もし同様の支援事業が打ち出された場合、上尾市でも令和7年度奨励金が打ち出される可能性もあります。来年外壁塗装工事を検討している方は、国や市のホームページをこまめに確認することをおすすめします。
住宅の断熱リフォームをお考えの方は、ヒロタのリフォームサイトをご覧ください↓
補助金を使う時の注意点
外壁塗装・屋根塗装で補助金を使う場合の注意点をご紹介します。
- 補助金を使う条件を満たすこと
- 補助金予算上限に達すると申請できない
- 事前申請が必要
- 遮熱塗装を利用する際は要検討
- 申請から承認まで時間がかかる
- 自治体によっては先着・抽選になる場合がある
- 業者が補助金の申込代行をしてくれるか相談する
それぞれの注意点について見ていきましょう。
補助金を使う条件を満たすこと
まず大切なのが、補助金を使う条件を満たしているかどうかです。ただ外壁塗装・屋根塗装を行うにしても、補助金によっては「省エネ性能を高める」などの条件が合致していなければ利用できません。条件に関して詳しく見ていきましょう。
適用対象の住宅である
まずは適用対象の住宅であるかどうか。
例えば、「上尾市に住居を構え、居住している」という条件がある場合、上尾市に住んでいる方でなければ対象にはなりません。また、すでに補助金を受けている場合も、利用できない可能性があります。自分が補助金の条件に合致するか確かめてください。
適用対象の工事である
外壁塗装工事が補助金の適用対象になるかどうかを確認しましょう。
例えば、朝霞市には「個人住宅リフォーム資金補助金」という制度があり、最大5万円の補助金を受け取れます。この補助金では、年度内で1度限り、「市内施工業者」により自分が所有して暮らす住宅のリフォームをする場合に、上限5万円の補助金が受けられます。
外壁塗装・屋根塗装工事をする場合、市内施工業者に依頼することが条件です。
また、越生町の「住宅リフォーム補助制度」では、屋根・外壁塗装工事で最大10万円の補助金が受けられます。しかし、補助対象になるのは以下の工事を含めた工事であることが必須です。
- 手すりの取り付け工事・段差解消工事・滑り防止工事など
- 二重サッシにする工事・複層ガラスへの取替え工事など
- 外壁、天井または床の断熱材の施工工事
また、この補助金は同一住宅について1回限りしか利用できません。
このように、制度によって対象となる工事が細かく決められていることが多いため、補助金を利用する場合はしっかりと内容を確認しましょう。
着工前に申請している
補助金を受けるためには、着工前に申請することが必須です。工事の後に申請しても受理してもらえません。申請期間などを設けている制度もあるため、制度の内容をしっかりと確認してスケジュール管理をしてください。
必要書類が揃っている
外壁塗装・屋根塗装補助金申請には以下の必要書類を用意しなければなりません。
- 本人確認書類
- 登記事項証明書
- 市税納税証明書
- 外壁塗装の見積書
- 外壁塗装の申請書 など
制度によっては塗料の性能がわかるものや住民票が必要な場合もあります。外壁塗装の見積もりに関しては、塗装業者に用意してもらいましょう。早めに対応してもらうと、落ち着いて準備ができます。
税金滞納がない
自治体の補助金制度を利用する場合、「税金の滞納がない方」が条件に含まれていることが多いです。外壁塗装・屋根塗装の申請で収めている必要がある税金は、市民税・国民健康保険料・介護保険料の3つがあります。1つでも税金を滞納していると外壁塗装の補助金や助成金の申請はできません。また、家主だけでなく世帯全員が対象となります。
補助金予算上限に達すると申請できない
補助金には予算が設定されており、その予算上限に達すると申請できません。先に述べた「令和6年度上尾市住宅断熱改修奨励金」も、令和6年10月28日をもって予算額に達したため新規で申請することはできなくなりました。
また、子育てエコホーム支援事業の交付申請期間は2024年4月2日〜2024年12月31日までですが、予算上限に達した時点で終了となります。2024年11月4日時点で補助金申請額は64%です。「まだ大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、おそらく12月31日までに駆け込みで交付申請を出す人が多いと思われます。
外壁塗装で子育てエコホーム支援事業の対象工事になる方は、今のうちに交付申請を行っておくことをおすすめします。
遮熱塗装を利用する際は要検討
外壁塗装・屋根塗装の補助金対象工事の中には、「遮熱・断熱塗料の利用」というものが含まれていることもあります。遮熱塗料を利用する際は、要注意です。
遮熱は夏の熱だけでなく冬の太陽光も遮断します。そのため、建物内部が寒くなりやすいというデメリットがあります。そのため、補助金が利用できるからといって遮熱塗装を採用するのは、避けた方が良い場合もあるのです。業者に相談してから遮熱塗料の採用を検討しましょう。
申請から承認まで時間がかかる
自治体からの助成金や補助金を申請する際には、手続きに時間がかかることをあらかじめ理解しておくことが大切です。
特に補助金の場合、申請期限や工事完了報告書の提出期限が設定されていることが多く、これらの期限までに必要な書類を準備し、提出する必要があります。申請手続きだけでなく、審査や承認にも一定の期間を要するため、助成金や補助金が実際に支給されるまでには、通常3週間程度かかる場合が一般的です。
自治体によっては先着・抽選になる場合がある
たとえ条件を満たして、申請期間内に申請書を提出しても補助金を受けられない可能性もあります。先にも述べたように補助金は予算が決められているので、場合によっては対象者が抽選や先着順になることもあるのです。落選を避けるためにも、申請の受付が開始される時期を事前に調べて、早めに申し込みをしましょう。
業者が補助金の申込代行をしてくれるか相談する
補助金を受け取るまでの申請準備は非常に手間がかかりますが、場合によっては塗装業者が代行してくれるところもあります。塗装工事を依頼する業者に相談し、可能であれば申込代行をしてもらいましょう。ただ、個人情報を扱うこととなるので、信用できる施工業者を選ぶことをおすすめします。
補助金を使う時の流れ
補助金を使う時の流れを見ていきましょう。
- 屋根塗装・外壁塗装で使える補助金がないか調べる
- 塗装工事の施工前に申請する
- 交付決定通知が届く
- 工事を開始する
- 完了報告書を提出する
- 完了検査が行われる
- 補助金が確定する
- 補助金を受け取れる
上記の流れについて、それぞれ解説していきます。
屋根塗装・外壁塗装で使える補助金がないか調べる
まずは屋根塗装・外壁塗装で使える補助金がないか調べていきましょう。
- お住まいの市区町村のホームページから探す
- 地域公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索を利用する
- お住まいの市区町村の窓口に問い合わせる
3つの方法について解説していきます。
調べ方①お住まいの市区町村のホームページから探す
まずは、お住まいの市区町村のホームページをチェックして見ましょう。一般的に、「市」での支給が多いので、福岡市博多区のように複数自治体に属している方は、まずは「市」の補助金から調べてみることをおすすめします。
調べ方②地域公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索を利用する
2つ目の方法は、地域公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索を利用することです。いくつかの種類の補助金を包括的に探したい方におすすめする方法です。
ご自身のお住まいの市区町村と制度内容を入力することで補助金を調べられます。省エネなどのカテゴリーや都道府県ごとにリフォームに係わる支援制度を全国検索することも可能です。
調べ方③お住まいの市区町村の窓口に問い合わせる
しっかりと説明を聞きたいという方は、お住まいの市区町村の窓口に問い合わせて見ましょう。電話や実際に訪問して、担当の方に質問しながら聞くことで疑問も解消できます。
塗装工事の施工前に申請する
注意点でも述べたように、施工前に申請を行います。交付申請には必要書類も複数あるため、補助金制度の内容をしっかりと確かめて漏れなく申請書類を用意しましょう。
交付決定通知が届く
交付申請を行った後、交付決定通知が届きます。この交付決定通知を受け取ったら工事を開始して問題ありません。
工事を開始する
工事を開始します。先にも述べたように、工事は交付決定通知が届いた後でなければ解してきませんので注意しましょう。
完了報告書を提出する
工事が終わったら完了報告書を提出します。
完了報告書には、施工中・施工後の写真や、使用した塗料の納品書など、実績を報告しなければなりません。塗装業者と協力しながら書類を揃えていきましょう。
完了検査が行われる
自治体の補助金制度によっては、申請内容の確認のため、実際に工事現場での完了検査が行われる場合があります。そのため、申請書類は正確かつ丁寧に作成し、自治体の担当者が現場で確認する際に、書類の内容と実際の工事内容に食い違いが生じないようにすることが重要です。
補助金が確定する
完了報告書、完了検査など自治体による工事確認祭業が終了したら、補助金が最終的に決定されます。ここでようやく受け取れる補助金の額もわかります。
補助金を受け取れる
自治体から補助金交付決定通知が届き、補助事業が完了すると、自治体が発行する補助金交付請求書を提出します。この請求書に基づき、指定された銀行口座に補助金が振り込まれます。通常、この手続きから支払までには2〜3週間程度の期間を要します。
補助金以外で工事費用を抑える方法
外壁塗装・屋根塗装工事では、補助金以外にも工事費用を抑える方法がいくつかあります。
- 地元の塗装業者に依頼する
- 塗料のグレードを下げる
- 在庫塗料・余った塗料を使う
- 相見積もりで比較検討する
- 劣化が気になる部分のみ塗装する
- 業者のキャンペーンを利用する
- 閑散期に依頼する
- 火災保険を活用する
それぞれの方法について解説していきます。
地元の塗装業者に依頼する
大手ハウスメーカーに依頼するよりも地元の塗装業者に依頼する方が安く抑えらえることが多いです。その理由は、ハウスメーカーに依頼した場合、提携業者を紹介されるため仲介手数料を支払わなければならないためです。地元の塗装業者であれば、自社施工のところが多いので中間手数料が発生せずに依頼できます。
塗料のグレードを下げる
塗料のグレードを下げることで、費用を抑えられます。ただし、耐用年数も短くなるため
長期的にみると費用が高くなってしまう場合もあるでしょう。1度の塗装にかかる費用だけでなく将来的に見てどうすれば安くなるかを考えるのも1つの手です。
在庫塗料・余った塗料を使う
塗装業者によっては在庫塗料や余った塗料を抱えている場合もあります。選べる種類があまりありませんが、これらの塗料を使うことで相場より安く塗装ができる可能性もあります。
在庫塗料がないか業者に聞いてみましょう。
相見積もりで比較検討する
塗装工事を依頼する場合、相見積もりでの比較検討は必ず行ってください。複数業者の見積もりを比較することで適正価格なのかどうかを確かめることができます。また、より安い業者にお得に依頼できるだけでなく、値引き交渉の材料としても使えます。
劣化が気になる部分のみ塗装する
外壁全体を塗装せずに、劣化が気になる部分のみを塗装するという手もあります。塗装面積が狭くなるので、その分費用もやすく抑えることが可能です。
業者のキャンペーンを利用する
業者によってはキャンペーンを打ち出していることもあります。候補の業者がキャンペーンを出していないか確かめて、お得な情報があれば活用しましょう。
閑散期に依頼する
夏や冬、梅雨時期は閑散期です。この時期であれば繁忙期よりも値引き交渉に応じてもらえる可能性があります。閑散期を狙って依頼し、安くしてもらえないか交渉してみましょう。
火災保険を活用する
自然災害によって外壁・屋根を損傷し、塗装工事が必要になった場合、火災保険が活用できる可能性があります。該当する方は、まず火災保険会社に保険内容を確認し、適用されるなら保険を活用しましょう。
事例
ここからは、上尾市の外壁塗装工事の施工事例をご紹介します。3つの施工事例がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
上尾市|外壁塗装
https://www.tosou-honpo.com/works/964.html
before | after |
- 外壁・付帯塗装(木部・鉄部・雨樋・塀・その他)
- 上尾市
こちらの家は、築年数が経過したことで雨染みや塗膜の剥がれ、ひび割れなどが生じていました。塗装工事前に劣化している場所を補修し、外壁と雨樋、塀、サッシなどの付帯部を全て塗装することで、綺麗な外観に生まれ変わりました。
破風やサッシ、庇などの付帯部はブラックに塗装し、外壁をホワイトにすることで、メリハリのある外観になっています。
上尾市|外壁塗装・屋根塗装
https://www.tosou-honpo.com/works/884.html
before | after |
- 外壁塗装・屋根塗装・シーリング・雨樋塗装・破風塗装・軒天塗装・バルコニーアルミ塗装・シャッターBOX塗装
- 上尾市
こちらの家は、築年数28年。過去に外壁と屋根のメンテナンスは1度も行っていないものの、ひどい痛みは少ないです。ただ、それなりに劣化していたため、今回塗装工事を行うことになりました。
以前は薄いベージュ色の外観でしたが、ブラウン色に塗り替えたことで上品な外観に仕上がりました。
上尾市|外壁塗装・塀塗装
https://www.tosou-honpo.com/works/806.html
before | after |
- 超弾性塗料+遮熱性能も備えた塗料で施工
- 上尾市
こちらの家は、雨染みなどの汚れが目立っていたため、超弾性塗料と遮熱性能も備えた塗料で施工することになりました。ひび割れも発生していたため補修し、クリーム色の外観が綺麗に生まれ変わっています。
10年間のひび割れ補償付きなので、塗装がひび割れた場合は100%塗り直しを約束された責任施工なので安心です。
まとめ
外壁塗装・屋根塗装について解説していきました。工事内容によっては、補助金を使ってお得に工事をすることも可能です。また、補助金を利用できない場合も、費用を安くする方法がたくさんあります。ぜひ補助金や安くする方法を利用して、お得に外壁塗装・屋根塗装を行いましょう。