外壁塗装
外壁がおしゃれに変身!人気の外壁塗装の色事例
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外壁は、新築から10年ほど経過するとひび割れや塗膜の剥がれなど劣化症状が出始めます。劣化した外壁は見た目にも影響が出てきます。見た目の美観を保つためにも、外壁塗装によるメンテナンスは重要です。
そこで、この記事では、外壁塗装で選べるおしゃれな塗装色について解説していきます。人気の塗装色や、外壁のカラー選びの基本ポイントやコツなどについて詳しく解説していきますので、外壁の色で悩みがある方や塗り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁カラー選びの基本ポイント
外壁の色を選ぶ際、ただ好みの色を選ぶだけではなく様々なポイントを考慮した上で選ぶようにしましょう。ここでは、外壁カラー選びの基本ポイントをご紹介します。
周辺環境との調和を考える
家の外壁の色を選ぶ際は、周りの環境との調和が大切です。自分の好きな色をある程度決めた上で、実際に住んでいる場所周辺の建物を観察してみましょう。特に、すぐ近くの家や道路を挟んで向かい合う家は注意してみておくことが重要です。必要に応じて写真を撮って色をしっかりと把握しておきましょう。
周りの建物の色がクリーム系や暖色系が多い場合、自分の家が青色などの周囲と全く異なる色を選んだ時に周囲とのバランスが崩れてしまう可能性が高いです。「個性を出すためにあえて別の色を選びたい!」という方もいるかもしれません。しかし、周りとの調和も意識した上で、街の風景の一部として自然に溶け込むような色を選ぶことも大切です。
例えば、大通りに面した場所に家がある場合、ベージュやグレーなどの汚れが目立ちにくい色がおすすめです。また、自然の多い場所なら、周りのグリーンと調和するような色を選ぶのも良いでしょう。家が建っている立地条件を考慮することも大切です。周囲の建物との比較をして、自分の家の外壁の色が違和感なく見えるかを確認することで、「この色を選んで良かった」と思える色を選ぶことができます。
原色・ビビッドカラーなどの個性が強すぎる色は、周囲から浮いてしまう可能性があります。あまり周りと調和の取れない個性的すぎる色は、避けた方が良いでしょう。周囲の建物とのバランスを考慮し、違和感のない色味を選んでください。
建物のスタイルに合った色を選ぶ
建物のスタイルやデザインに合わせて色を選ぶことも重要です。
例えば、片流れ屋根の家やキューブ型の家のようにモダンなデザインを重視した建物なら、シンプルで洗練された印象を与える白やグレー、黒などのモノトーンカラーがおすすめです。また、スタイリッシュな雰囲気を出すために、アクセントカラーにブルーやレッドなどの鮮やか色を取り入れるのも良いでしょう。
一方、クラシックなデザインの建物には、温かみのあるアースカラーやパステルカラーがよく似合います。レンガ色やクリーム色、ベージュなどの色は、伝統的な建物の雰囲気をさらに引き立たせてくれるでしょう。
建物のスタイルに合わせて色を選ぶと、より一層魅力的な外観にすることが可能です。伝統的な和風建築の建物なら、自然素材をイメージした木目調や茶色系のカラーをおすすめします。また、洋風の建物なら白やベージュを基調とした明るい色合いや、アクセントカラーとしてブルーやグリーンを取り入れることで爽やかで清潔感のある印象を与えられます。
現代的な建物なら自由な発想で取り入れるのも良いでしょう。例えば、鮮やかな色や個性的な色を採用して、個性が溢れる外観にすることも可能です。ただ、その場合は周囲の環境との調和も考慮しましょう。あまりに派手すぎる色だと、周りと浮いてしまい、周囲の美観を崩してしまう可能性があります。
季節や気候に合わせたカラー選び
外壁塗装の色選びは、建物の外観の雰囲気を決めるだけでなく、住み心地にも大きく影響します。季節や気候に合わせたカラー選びをすることで、家の印象もガラッと変えることが可能です。
例えば、暖色系の色は、温かみ・親しみやすさを感じさせます。心理的に落ち着く効果も期待できるでしょう。しかし、夏に猛暑になりやすい地域で暖色系の外壁を選ぶと、太陽の熱を吸収しやすくなります。その結果、建物内部の温度が上昇して、生活しにくい空間になる可能性もあります。反対に、寒色系の色は、涼しげな印象を与えて日射熱を反射します。これにより、建物内部の温度上昇を緩和することも可能です。
季節や気候に合わせて色を選ぶだけでなく、地域の気候条件を考えることも重要です。例えば、雪がたくさん降る地域なら雪解けの際の水が外壁に流れ落ちる時に変色したり、汚れが目立ちやすくなる可能性があります。このような地域では、汚れが目立ちにくくて耐候性の高い塗料を選ぶことで、長く綺麗な状態を保つことが可能です。
建物の素材・構造を考慮する
外壁塗装の色選びは、建物の外観を左右するだけでなく、建物の寿命や住み心地にも大きく影響します。特に、建物の素材や構造によって、塗料の密着性や耐久性も異なり、同じ色でも見え方が変わってきます。素材に合わせた色選びをしましょう。
例えば、木造住宅の場合、木の温もりを生かすような自然素材が良いでしょう。ただ、木は吸湿性が高いため、湿気による腐朽を防ぐためにも、通気性の良い塗料を選ぶことが重要です。また、サイディングの場合は、多様な色が選べるので、周囲の環境や建物のデザインに合わせて自由に色を選ぶことが可能です。しかし、サイディングの種類によっては、塗料のとの相性もあるため、事前に確認が必要になってきます。
モルタルは吸水性が高いため、防水性の高い塗料を選ぶことが重要です。また、モルタルはアルカリ性なので、アルカリ性の強い塗料を選びましょう。ガルバリウム鋼板は、金属製の素材です。そのため、熱を吸収しにくい明るい色が適しています。特に、白やグレーは、熱反射率が高く、建物の温度上昇を抑える効果が期待できます。
下地の状態によっても塗料の仕上がりに大きな影響がでます。例えば、古い塗膜が残っていたり、下地が平滑でない場合、塗料の密着性が低下し、剥がれやすくなる可能性が高いです。そのため、下地処理をしっかりと行い、塗料との相性を考慮した塗料を選びましょう。
また、色の洗濯は建物の耐久性にも関係します。紫外線による塗膜の劣化・色あせを防ぐためにも適切な色を選ぶことが重要です。明るい色は紫外線の影響を受けやすいです。そのため、劣化が進みやすいというデメリットがあります。一方、暗めの色は、紫外線の影響を受けにくく、劣化も進みにくいという特徴があります。
専門家の意見を参考にする
外壁塗装の色選びは、建物の印象を大きく左右する重要な要素です。自分自身の好みだけでなく、専門家の意見を参考にするとより最適な色を選ぶことができます。
プロのカラーコーディネートに相談する
色の専門家であるカラーコーディネーターに相談してみましょう。建物の特徴や周辺環境、お客様の好みを踏まえてバランスの取れた配色を提案してくれます。
例えば、建物の形状や素材、窓の配置などさまざまな要素を考慮し、もっとも美しい外観になるような配色を提案してくれるはずです。また、光の当たり方や季節による色の見え方の変化まで考慮した提案もしてくれます。お客様が長く満足できるような高品質な提案が期待できます。コーディネーターに相談することで、将来売却も視野に入れて、建物の資産価値を考慮した色彩計画を建ててくれる場合もあります。
シミュレーションツールでイメージ画像を作成してもらう
多くの塗料メーカーやリフォーム会社では、カラーシミュレーションツールを使って色決めのサポートをしてくれるところもあります。このツールは、自宅の写真をアップロードし、スマートフォンやタブレットを使ってさまざまな色の組み合わせを貯めることが可能です。
実際の自分の家に色を当てはめて検討できるので、よりリアルなイメージをつかめます。
ただし、カラーシミュレーションはあくまでも参考です。実際に塗装された時と若干色味に違いも出てくるため、最終的な色の決定は、実際に塗料のサンプルをみて決めてください。太陽光の下で確認することで、実際に塗った時と近いイメージをすることができます。
外壁塗装業者にアドバイスをしてもらう
カラーコーディネーター以外にも、塗装業者に相談することもおすすめです。塗装業者は、長年、さまざまな建物の塗装を行ってきた実績があります。その豊富な実績と経験により、建物の素材や構造、そして地域の気候などを考慮し、最適な塗料や色を提案してくれるはずです。また、汚れが目立ちにくい色や、耐久性が高い塗料など、専門的な知識に基づいたアドバイスも受けられます。
色の持つ印象と心理効果
外壁塗装の色選びをする際は、単に好みの色を選ぶだけでなく、色のもつ心理効果を理解して、建物の雰囲気や住みたい空間にあった色を選ぶことが大切です。
色は人の感情や行動に無意識のうちに影響を与えます。外壁塗装の色選びでは、心理効果を意識することで、より快適な住空間を実現することが可能です。
色の持つ印象
例えば、ベージュ・クリーム・オレンジ系などの温かみを感じる暖色系の色の場合、親しみやすさや柔らかさを演出できます。家族が集まる暖かい雰囲気を重視したい場合や、自然環境に囲まれた地域だと、周囲にも調和しやすく周りに穏やかな印象を与えることができます。
グレーやブルー・グリーン系の色は、落ち着きをもたらします。心を落ち着かせてリラックス効果も期待できるでしょう。静かな住環境であることを表したい方や、心地よい安らぎを感じる外観を目指したい方は、これらの色味が良いでしょう。
ブラック・ホワイト・シルバーなどの色は、モダンな印象を作ります。洗練された印象を与えて、スタイリッシュな雰囲気を演出できます。現代的でシャープな印象を演出したい方にはぴったりの色味です。都会的な環境やシンプルなデザインを好む方にもおすすめします。
色の組み合わせと心理効果
色の組み合わせによってもさまざまな心理効果を得ることができます。
例えば、お互いを引き立てる鮮やかな色で組み合わせたいなら、「補色」を意識しましょう。補色同士を組み合わせることで、お互いの色がより鮮やかに見え、視覚的なインパクトをもたらしてくれます。例えば、赤と緑、青とオレンジ、黄色と紫などが補色の関係になります。空間全体にメリハリを与えるので、注目を集めたい部分に補色を使うと効果的にアピールが可能です。ただ、使いすぎると目が疲れてしまう可能性もあります。アクセントとして取り入れる方が良いでしょう。
2つ目の組み合わせとしておすすめなのが、「類似色」です。青と緑、黄色とオレンジのように色味の近い色を組み合わせることで落ち着いた印象を演出できます。外壁塗装に採用すれば、柔らかく心地よい空間を作り出してくれるでしょう。また、上品で洗練された雰囲気を出したい場合もおすすめです。ただ、組み合わせによっては単調になる場合もあるので、アクセントカラーなどを取り入れて変化をつけると良いでしょう。
3つ目は中間色です。中間色とは、暖色系と寒色系の中間に当たる色のことで、パステルカラーなどが中間色に当たります。柔らかく優しい印象を与えてくれるだけでなく、視覚的にリラックス効果も期待できます。
暖色系・寒色系の中間色なので、温かみと涼しさを同時に感じられ、穏やかな空間を作り出してくれます。また、女性らしい優しい雰囲気を出したい場合にもおすすめです。ただ、中間色は使いすぎるとぼやけた印象になってしまうことがあります。アクセントカラーを取り入れてバランスよく取り入れることでよりメリハリの付いた外観にすることができます。
面積効果と色の選び方
面積効果とは、面積の大きさによって色の見え方が変わることです。同じ色でも小さい面積よりも、大きい面積の方が色が明るく鮮やかに見えます。外壁は大きな面積を占めるため、小さなサンプルだけを参考にすると「イメージと違った」という失敗に繋がりかねません。
希望の色よりもトーンを下げて塗装することで、イメージに合った色を選択できます。
ただ、色見本を見るだけで決めると失敗する可能性もあります。実際にその色が塗られた建物を確認することで、より正確な判断をすることが可能です。
色味を確認する方法として以下の3つがあります。
- 塗装済みの現場を見学する
- 大きな色見本を用意してもらう
- 中塗り後に色味を見せてもらう
外壁塗装業者に相談して、選んだ色で塗装した建物があるならその物件を紹介してもらいましょう。塗装済みの建物を見学することで、その業者の施工品質や色の仕上がり具合を直接確認できます。色見本を見る色と、実際に建物に塗られた色との違いを確認することも可能です。また、年月が少し経過した建物なら、塗装後にどのような劣化・汚れが発生するのかを確認できるので、塗料の耐久性を判断する材料にもなります。
ただし、個人情報保護によって見学できない可能性も高いです。実績の多い業者であれば、施工事例をホームページに掲載している場合もあるので、掲載している建物の見学ができないか聞いてみましょう。
実際の建物の見学が難しい場合は、大きな色見本で確認するのがおすすめです。できるだけ大きな色見本を用意してもらうことで、より正確な色のイメージをつかむことができます。業者に相談して大きな色見本を用意してもらいましょう。実際に自宅の外壁に貼って、少し離れた場所からどのように見えるかを確かめてみてください。この時、朝・昼・夕方でそれぞれどのように見えるか確認したり、曇りの日や日陰部分でどんな印象になるのかチェックしたりするのもおすすめです。
どうしても色が決まらない場合は、中塗り後に色味を確認してみましょう。中塗り後にシートを外してもらい、一度全体の色を確認します。気に入らない場合は、上塗り塗料の色の変更も可能です。ただ、シートの脱着や塗料の変更には追加費用がかかる場合もあるので、塗装業者に確認を取りましょう。
事例から学ぶ色選びの成功と失敗
外壁塗装は、車や洋服のように気軽に実物を確認することができません。そのため、イメージと実物の間に大きなギャップが生まれ、後悔してしまうケースも少なくありません。
外壁塗装の色選びが難しいのは、以下の3つが原因です。
- 面積効果があるから
- 経年変化でどんな色に変化するか予想できないから
- 周囲の環境との調和も考慮しなければならないから
上記の3つが外壁塗装の色選びが難しく、さまざまな失敗をしてしまう方が多いです。
よくある失敗パターンと対策を解説します。
仕上がりのイメージが違う
例えば、小さな色見本では青みがかった灰色に見えた色も、実際に外壁に塗ると黒っぽく見えてしまうなど、面的が大きくなると色の印象が大きく変わります。これが「仕上がりのイメージが違った」、「思っていた色と違う」、という失敗につながるのです。
対策としては、実際に塗りたい部分の近くに、大きな色見本を当てて、周囲の建物や自然光との関係性を確認することです。また、朝・昼・夕方など、時間帯によって色の見え方が変わることを考慮し、さまざまな時間帯で確認しすることも大切です。
サイディングの塗り分けに失敗した
サイディングの凹凸を考慮しておらず、塗り分けのバランスが悪くてチグハグしたデザインになってしまうという失敗例もあります。
対策としては、塗装業者に相談してプロの視点から適切な配色を提案してもらいましょう。また、カラーシミュレーションソフトを活用し、様々なパターンの塗り分けを確認できます。
汚れが目立ってしまう
白色のような明るい色は、外観をおしゃれに見せることができますが、汚れが目立つという欠点があります。明るい雰囲気の外観にするために白色を選んだものの、雨だれやコケ、排気ガスなどが目立って気になるという失敗をした方もいます。
対策としては、セルフクリーニング機能のある塗料を選ぶことです。汚れが付きにくく、雨で洗い流してくれるので綺麗な状態を長く保てます。価格は少し高額ですが、耐用年数が長い塗料もあるので、長期的に見るとコストを節約することも可能です。また、定期的な洗浄やコーティングを行うことで汚れを抑制することもできます。気になる汚れを見つけたら早めにお手入れするようにしましょう。
周囲との調和が取れていない
自分が好きな色を選んで塗装したものの、完成した色と周りの環境を見比べ、周囲の建物の調和が取れいないことに気づいた、という失敗もあります。基本的には、好きな色を選んで問題ありませんが、地域によっては建物の色に関する規定や慣習がある場合があります。
対策としては地域の景観ガイドラインを確認して、制限されている色がないかを確認してみましょう。近隣住民に事前に相談して意見を聞くのもおすすめです。
色の組み合わせに失敗した
色見本を参考に色を組み合わせたものの、実際に外観を見ると組み合わせに失敗してしまった、という事例もあります。色の組み合わせは、先に説明した補色・類似色・中間色を理解してバランスの取れた配色を考えることで、最適な色の組み合わせが可能です。
対策としては、カラーコーディネーターや塗装業者などの専門家へ相談すると良いでしょう。
経年劣化を考慮していなかった
外壁塗装は、年月の経過とともに劣化します。汚れが目立ったり、数年で劣化が発生したりなど選ぶ塗料によってはすぐに劣化することもあります。対策としては、耐候性や耐久性に優れた塗料を選んだり、定期的なメンテナンスを行い、塗料の寿命を延ばすことが可能です。
人気の外壁おしゃれ色ランキング
外壁塗装で人気の色をご紹介します。
ホワイト系の魅力と注意点
白い外壁は、明るく清潔感があり、高級感も演出できることから、多くの人々に選ばれています。しかし、白い外壁にはメリットだけでなくデメリットもあります。
メリット・デメリットをしっかり理解しましょう。
メリット
ホワイト系のメリットは以下の5つあります。
- 家を明るく爽やかに見せる清潔感がある
- スタイリッシュで高級感が出る
- 様々な色に合わせやすい
- 太陽光を反射し、外壁の温度上昇を抑えて夏場の室温上昇に緩和する効果が期待できる
- 視覚的に物体を大きく見せる効果があるので、膨張色として家をより大きく見せることができる
上記のように、様々なメリットがホワイト系にはあります。
デメリットと注意点
続いて、デメリットをみていきましょう。
- 汚れが目立ちやすい(雨だれやホコリ、鳥の分などの汚れは特に目立つ)
- 光が反射して眩しさを感じることがある
- 汚れが目立ちやすいため頻繁にメンテナンスが必要
白は爽やかで高級感のある色にできるものの、上記のようなデメリットがあるため綺麗を維持するためにも定期的なメンテナンスが必要です。
ベージュ・グレーの都会的センス
近年では、温かみのあるベージュと、都会的で洗練されたグレーの組み合わせが人気を集めています。この組み合わせは、単に流行しているだけでなく、それぞれの色の持つ特徴を活かし、住まいにさまざまなメリットをもたらします。
ベージュの効果
ベージュは、自然の色合いに近く、温かみのある印象を与えます。
- 人々に安心感を与える色なので、住宅街に溶け込みやすく、周囲の人からも好印象を持たれやすい
- 優しい印象を与え、住まいの雰囲気を柔らかくする
- 他の色との相性が良く、様々なスタイルの住宅に合わせることができる
例えば、白と組み合わせれば清潔感のある印象に、ブラウンと組み合わせれば落ち着いた印象にすることができます。
グレーの効果
グレーは、都会的でスタイリッシュな印象を与え、洗練された空間を演出します。
- 心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらす
- 汚れが目立ちにくく、メンテナンスの手間を軽減できる
- 様々なデザインに対応できる万能な色
グレーは、モダンなデザインからクラシックなデザインまで、幅広いスタイルに合わせることができます。
ベージュ・グレーを選ぶ時の注意点
ベージュ・グレーは様々な色に合わせられる万能の色ですが、いくつか注意点もあります。
例えば、ベージュは明るすぎると安っぽく見えることがあります。色見本で選ぶ際は、できるだけ大きなサンプルを見て選びましょう。
また、グレーは濃淡によって印象が大きく変わります。洗練された雰囲気にしたいのか、重厚感のある雰囲気にしたいのかで選ぶ濃淡も変わってくるためカラーシミュレーションなどを使って検討しましょう。
ナチュラルなグリーン系の外壁
グリーン系も外壁塗装で選ぶ色として人気の色です。特に自然の雰囲気を演出したい、個性を表現したい方には人気です。
メリット
グリーン系を選ぶメリットとして以下があります。
- 住宅に温かみと爽やかさをもたらしてくれる
自然と調和し、一体感のある空間を演出する
- 汚れが目立ちにくい
- 個性を出せる色なので、周囲の住宅と差をつけたい方におすすめ
上記のように、グリーンは個性を出したいけどうまく周囲と調和した色にしたい方におすすめです。
デメリットと注意点
デメリットと注意点をみていきましょう。
- 他の色との組み合わせを考慮する
- 周囲の住宅との調和も考慮する必要がある
- 濃淡によって、住宅の印象が大きく変わるため、慎重に選ぶ
グリーンは、色の組み合わせによって雰囲気が大きく変わります。例えば、白と組み合わせると爽やかな印象になり、ブラウンと組み合わせると落ち着いた雰囲気になります。どんな雰囲気の外壁にしたいかを検討して組み合わせる色を考えてみてください。
また、グリーンは明るいミントグリーンからダークグリーンまで様々な色があります。濃淡によって住宅の印象も大きく変わってくるため、慎重に選びましょう。
ブルー系で爽やかさを演出
ブルー系は、水や空を連想させ、心身ともにリラックス効果をもたらす、清涼感のある色です。外壁塗装にブルーを取り入れることで、爽やかで清潔な印象を与えることができます。
メリット
ブルー系には以下のようなメリットがあります。
- 色あせしにくい
- スタイリッシュな外観になる
- リラックス効果がある
ブルー系は紫外線を反射する性質があり、他の色に比べて色あせしにくく、外壁を長持ちさせます。また、ネイビーなどの濃いブルーは、高級感があり、都会的で洗練された印象を与えます。心身のリラックス効果をもたらし、穏やかな雰囲気を演出してくれるのもブルーの魅力です。
デメリットと注意点
ブルー系を外壁塗装に選ぶ際の注意点をみていきましょう。
- 色の濃淡
- 艶で安っぽく見える
濃いブルーは汚れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。:濃いブルーは艶が目立ちやすいです。強い艶の塗料を選ぶと安っぽく見えてしまう可能性があります。
個性的なブラウン・ブラックカラー
ブラウンやブラックといったダークカラーは、外壁塗装において、重厚感や高級感を演出したい方から人気を集めています。しかし、一方で「暗く重く見えてしまうのでは?」「汚れが目立ちそう」といった不安を抱く方もいるかもしれません。
ブラウンの魅力
ブラウンは、自然の色合いに近く、温かみのある印象を与えます。
- 落ち着きと高級感がある
- 温かみのある優しい雰囲気を演出する
- 汚れが目立ちにくい
- 明るいベージュから深いチョコレート色まで、様々な色合いがある
- 周囲の環境になじみやすい
- 経年変化を楽しめる
ブラウン系を外壁塗装の色として選ぶことで上記のような魅力を得られます。
ブラックの魅力
ブラックは、都会的でスタイリッシュな印象を与えます。
- 都会的で洗練された印象になり、個性が引き立つ
- 他の色を引き締め、メリハリのある外観を作る
- 高級感があり、重厚な印象を与える
- シンプルでモダン
シンプルで飽きのこないデザインにしたい方には、おすすめの色です。
ブラック・ブラウンを選ぶ注意点
ブラック・ブラウンを選ぶ際の注意点には以下のようなものがあります。
- 濃い色ほど汚れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要
- 日当たりの良い場所では、熱を吸収しやすく、夏場の室温上昇につながる可能性がある
注意点を考慮した上でブラック・ブラウンを選びましょう。
カラーコーディネートの方法
外壁塗装のカラーコーディネート方法を見ていきましょう。「イメージと違った」という失敗をしないためにも、これから説明する方法を利用して外壁塗装の色決めをしてみてください。
色相環を活用した組み合わせ術
色相環は、色の関係性を円形に示したものです。色の調和を視覚的に理解するために使われます。外壁塗装の色選びにおいて、色相環を活用することで、より美しく、そして個性的な外観をデザインすることができます。
例えば、色相環で隣合う色(類似色)を選ぶことで、自然なグラデーションを生み出して統一感のある外観を作れます。色相環で反対側の位置にある色(補色)をアクセントとして使えば、メリハリのあるデザインにすることも可能です。
色相環を使うことで、美しい配色を簡単に選ぶことができます。また、自分の好みの色を組み合わせることで、個性的な外観を作ることも可能です。色相環の法則に基づいて色を選ぶことで、失敗するリスクも減らせます。
色相環は、外壁塗装の色選びの強力なツールです。色相環を活用することで、より美しく、個性的な外観をデザインすることができます。
ツートンカラーの取り入れ方
ツートンカラーの外壁は、住宅に個性と奥行きを与え、スタイリッシュな印象を与えます。しかし、ただ好きな色を組み合わせるだけでは、かえってまとまりのない印象になってしまうことも。おしゃれなツートンカラーにするためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
ツートンカラーで成功するためには
ツートンカラーで成功するための秘訣をご紹介します。まず、家全体の色を3色か4色に抑えましょう。ツートンカラーに加えて、屋根や窓枠、玄関ドアの色も考慮し、全体のバランスを考えます。
次に、メインとなるベースカラーを60〜70%、アクセントとなるアソートカラーを30〜40%の割合にするなど色の比率を調整しましょう。
色を組み合わせる際は、最低でも淡色を1つ入れるようにしてください。濃色同士の組み合わせは、重く暗い印象になりがちです。少なくとも1色を淡色にすることで、軽やかで明るい印象になります。2色の境界線をはっきりさせたい場合は、白や黒などの無彩色をセパレーションカラーとして使用することで、より洗練された印象になります。
ツートンカラーの注意点
ツートンカラーにすることで、洗練された外観を作ることができますが、いくつか注意点もあります。
例えば、色の組み合わせに迷ったら、同系色でまとめましょう。白とグレー、ベージュとブラウンなど、自然な組み合わせがおすすめです。アクセントカラーは全体の10〜20%程度に収めてポイント使いをしてください。異なるツヤの塗料を組み合わせると、奥行きを出すこともできます。
アクセントカラーの効果的な使い方
外壁塗装でアクセントカラーを取り入れると、住宅に個性と奥行きが生まれ、より魅力的な外観になります。
アクセントカラーにおすすめの場所は、玄関ドアや窓枠、ガレージドアや屋根などのワンポイントとなる部分です。住宅全体に統一感が生まれてよりスタイリッシュな印象になります。
アクセントカラーを効率的に使うなら、以下の2つに注目して選びましょう。
- メインカラーとの調和
- トーンと明度のバランス
メインカラーがニュートラルな色なら、鮮やかな色や深みのある色がアクセントに合います。:アクセントカラーが明るすぎると浮き、暗すぎると重く見えてしまいます。全体のバランスを考慮しましょう。
また、アクセントカラーを使う上での注意点として以下の2つを考慮してください。
- 色の数は2~3色に抑える
- 比率に注意する
多色使いはごちゃごちゃした印象になるので、2〜3色にまとめるようにしましょう。また、アクセントカラーは全体の5%程度に抑えるのが理想的です。
近隣の住宅との相性を考慮する
外壁塗装の色選びは、住宅の印象を大きく左右する重要な要素です。自分好みの色を選ぶことも大切ですが、周囲の住宅との調和を意識することで、より美しく、そして快適な住環境を実現することができます。
周囲の住宅との調和を考慮する理由は、単に美観だけでなく、地域の景観を保ち、近隣住民との良好な関係を築くためにも重要です。特に、近年では景観条例を定めている地域も増えており、法的な観点からも周囲との調和が求められています。
周囲の建物との関係性、地域の雰囲気などを考慮し、自分らしい、そして街並みにも溶け込むような美しい外観を目指しましょう。
塗料の種類と色の耐久性の関係
塗料を選ぶ際に、好みの色だけでなく塗料の種類と色の耐久性の関係を理解した上で選ぶことも重要です。外壁塗装の耐久性は、主に塗料に含まれる樹脂の種類によって決まります。一般的に、アクリル樹脂よりもウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂の方が耐久性が高く、特にフッ素樹脂は長寿命で知られています。
色の耐久性にも違いがあります。鮮やかな赤、黄、紫などの色は紫外線による劣化を受けやすく、色あせしやすい傾向にあります。一方、白、黒、青などの無彩色や低彩度の色は、比較的色あせしにくいとされています。これは、塗料に含まれる顔料の種類も影響しており、有機顔料は色が鮮やかですが耐候性が劣り、無機顔料は耐候性に優れているからです。
塗料の種類や色の特性を理解し、長期的な視点で最適な色を選びましょう。
事例紹介 実際のおしゃれな外壁リフォーム
ここからは、LIXILリフォームショップ ヒロタで実際に施工したおしゃれな外壁リフォームをご紹介します。
上尾市|外壁塗装
https://www.tosou-honpo.com/works/1208.html
before
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after
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- 施工内容 外壁塗装(アステック:リファインSI)、目地(ASシール2000)、基礎左官作業
- 施工エリア 上尾市
- 施工費用 135万円
- 施工期間 3週間
ホワイトとレンガ調のオレンジの外壁サイディングを組み合わせた洋風のこちらの家は、年月が経過したことでホワイトの外壁に黒ずみなどの汚れが目立ち始めていたため、メンテナンスを行うことになりました。
ツートンカラーは、ベージュと明るいオレンジ系の色で、類似色なのでグラデーションのようにバランスの良い色合いとなっています。
以前よりもより落ち着いた印象の外観です。
上尾市|外壁塗装
https://www.tosou-honpo.com/works/1203.html
before
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after
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- 施工内容 外壁塗装(アステック:リファインSI)、目地(ASシール2000)、基礎左官作業
- 施工エリア 上尾市
- 施工費用 150万円
- 施工期間 3週間
塗装前は、ブラウン系の色味でまとめられていました。店舗部分はグレー色ですが、居住部分が比較的明るい色だったのでどこか暗い印象が感じられます。
塗装により濃いグレーにすることで、店舗部分の淡いグレーと木目のドアが明るく鮮やかな印象になっています。濃いグレーと薄いグレーのメリハリがついて、以前よりも上品さ・高級感がある外観になっているのではないでしょうか。
上尾市|外壁塗装・屋根塗装
https://www.tosou-honpo.com/works/884.html
before
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after
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- 施工内容 外壁塗装・屋根塗装・シーリング・雨樋塗装・破風塗装・軒天塗装・バルコニーアルミ塗装・シャッターBOX塗装
- 施工エリア 上尾市
- 施工費用 150万円
- 施工期間 3週間
以前は明るいグレー色の外観でした。ブラックのサッシや雨樋は色あせが目立ってきていたこともあり、塗装によるメンテナンスを行うことになりました。外壁をブラウン、サッシなどの付帯部をブラックにすることで高級感のある外観に仕上がっています。
まとめ
外壁塗装の色選びは、自分の好きな色を選ぶだけでなく、周囲の環境や建物のスタイルや気候、素材など、様々な点に考慮しなければなりません。また、色によって得られる印象についても理解しておくことが重要です。
外壁塗装に使う色を選ぶ際は、必ず色見本や大きなサイズのサンプルを用意してもらって色味を確認しましょう。カラーシミュレーションで色を再現してもらうのも参考になります。
また、サンプルは、打ち合わせ室内だけでなく外の自然光に当ててどのような色の見え方がするかを確認することも重要です。朝・昼・夕方や、晴れの日・曇りの日、日陰ではどのように見えるかを確かめてみましょう。
ここで解説したことを参考に、自分たちの外観にぴったりの色を選んで塗り替えを検討してみてくださいね。